ホームページのない会社やお店の7つの大きな損失を詳しく解説します

一般的にインターネットが普及してから早20年が過ぎています。

ですが、会社やお店を経営している方の中には、いまだにホームページすら持っていない、またはホームページを作成しても時代遅れのデザインであったり、更新をほとんどしていないという場合が多いと聞きます。

今まではそれでも良かったかもしれません。ですが、新型コロナウィルスの世界的な蔓延により、私たちの生活は大きく変わろうとしています。

会社やお店のホームページの有無の違いが、売り上げの差などこれから益々経営に直結することは間違いありません。

野村総合研究所からホームページの有無に関する、興味深いデータが発表されました。

それは、「Webサイトの保有率と売上について、強い相関関係がある」というものです。

ホームページを持っている会社は売上が高い傾向があり、持っていない会社の売上は低い傾向であるということが、統計の数値として表れたのだそうです。

つまり、ホームページを持っている会社やお店に、潜在顧客を奪われているという事実が明らかになったのです。

また、コロナ禍でステイホームを呼びかけられ、外出もままならず、接客業など実店舗で営業している会社は、軒並み苦境に立たされました。

営業がまともにできないため、売り上げがたたないにも関わらず、毎月の家賃の支払いは迫られます。

一方で、実店舗を持たない通販会社(EC事業)は、全国どこでも自宅にいながら注文できるという利便性により、このコロナ渦でも大きく売り上げを伸ばしています

そして、家賃の発生もないために、実店舗を構える会社よりもリスクは圧倒的に少ないと言えるでしょう。

他にも、会社の資金繰りに苦労して融資を申し込む時も、自社のホームページの有無が審査に影響を与えるとされています。

そこで、今回は改めて会社やお店のホームページを作成すべき理由を詳しく解説していきたいと思います。

ホームページのない会社やお店の7つの大きな損失

ホームページのない会社やお店は、主に次の7つの大きな損失を出しています。

【主な7つの大きな損失】

  1. 自社の商品やサービスの販路拡大ができない  
  2. 顧客への商品やサービスのPRの機会が少ない 
  3. 新規顧客を開拓できない
  4. ホームページを持つ競合他社に負ける  
  5. 人件費などの経費削減ができない 
  6. 優秀な人材が確保できない 
  7. 融資の審査を受ける時に不利になる

改めてこうやって並べてみると、商売に大きなダメージとなるものばかりであることがお分かりになると思います。

現時点では問題がなくとも、ホームページがないことは将来的には大きなデメリットとなる可能性が高いのは事実です。

それでは順番に見ていきましょう。

自社の商品やサービスの販路拡大ができない

ホームページのない会社やお店は、実店舗での販売やサービスの提供以外に、販路を拡大することは難しいといえます。

一方で、自社のホームページで商品を販売できれば、多くの分野の商品やサービスで全国展開が可能となります。

例えば、今までホームページを持たずに、実店舗だけで販売していたケーキ屋さんがあったとします。

一般的にケーキ屋さんなどは、どうしても実店舗だけでは地元以外に販路を見つけることは難しいでしょう。

しかし、ホームページを作ってクッキーなどの焼き菓子やアイスなどの注文を受けるようになれば、全国にアピールすることができます。

新聞の折り込み広告やタウン誌へ掲載するなどでお金を使うよりも、はるかに費用対効果が高いはずです。

また、全国展開することで、「こういう商品なら保存も効くし、通販で販売できるかも」と、新商品の開発のヒントにもなるでしょう。

弊社も創業当初は、取引先が地元のみでしたが、ホームページを作成して全国展開してから、他県からの問い合わせや受注が圧倒的に増えました。

顧客への商品やサービスのPRの機会が少ない

ホームページのない会社やお店では、顧客への新商品の新サービスの案内は、実店舗やチラシなどの紙媒体で行うことが一般的で、顧客へPRする機会は少ないです。

一方で、ホームページを持っていれば、既にお客さんがついている会社やお店は、自社の商品やサービスをホームページ上で継続的にPRすることができます

ホームページがないと、チラシを配ったり、口頭で説明しなければなりません。しかし、ホームページでPRできれば、人気商品や新作商品なども掲載でき、より会社やお店に愛着を持ってもらえる可能性が高いです。

実際に、味が格別良かったり、サービスが行き届いていて普段利用しているお店をネットで検索した時に、きちんとしたホームページがなくて、ガッカリされた経験を持つ方もいるはずです。

「なんだ今の時代にホームページもないのか…」

「実は自分で思っている以上に大したことない店なのかも。」と。

すでに利用してくれているお客さんに、あなたのお店や会社を益々好きになってもらうためにも、ホームページは必要です。

新規顧客を開拓できない

ホームページを持たない会社やお店は、新規顧客の開拓に苦労します。

一般的にみて、実店舗のみでの販売やサービスの提供だけでは、新規のお客さんはなかなか来てくれないのが実情です。

一方で、自社のホームページがあると、新規顧客を開拓できます

昔は自分の欲しい商品やサービスを探す時に、知り合いに電話で聞いたり、近くの付き合いのあるお店を利用していたかもしれません。

しかし、インターネットが普及している現代で商品を探す時に、真っ先にやることはネット検索でしょう。

ネット検索で上位に表示されるように、特に大手企業はあれこれと策を講じています。そのため、中小企業よりも有利になります。

ですが、自社のホームページがないと、その土俵にすら上がれません。私は以前皮膚科を探していた時に、友人にあるクリニックを勧められました。

しかし、ネット検索にかけたところ、そのクリニックのホームページがヒットしません。おかしいと思って友人に確認したところ、医師が高齢でホームページがないという返答に驚きを隠せませんでした。

私は病院に行くときは、まず普段ホームページを確認し、その後評判や口コミを調べるなど、慎重にプロセスを進めて、信頼できてはじめて受診します。

それが、ホームページがないこのクリニックに対して、不安を感じてしまい、結局利用しませんでした。

こうなってしまうと大きな機会損失ですよね。

新規顧客を逃さないためにも、ホームページを作ることは大切と言えるでしょう。

HPを持つ競合他社に負ける

ホームページを持っている会社やお店が増えてきた現在では、ホームページを持たないことは不利となり、競合他社に負ける可能性が高まります

例えば、あなたが旅行に出かけ、旅先でランチを食べようとお店を探しているとします。

ネット検索をして、Aというお店のホームページを見つけ、メニュー、料金、アクセス、営業時間などがしっかりと書かれていました。

一方で、Bというお店も近くにあるのですが、Bにはホームページがなく、お店を選ぶ際に必要な情報を知ることができません。

この時点で、ほとんどの方はAのお店の方に安心感を覚えるはずです。たとえ、地元ではAよりBのお店の方が人気があっても、です。

このように、ホームページを持っていることで、他の会社やお店より有利になることがよくあるのですね。

ただし、ホームページのクオリティーが著しく低下していると、かえってマイナスになることもあります

ですから、どうせ作るなら、ある程度しっかりと作る必要はあるでしょう。

人件費などの経費の削減ができない

ホームページがないことで、余計な人件費や広告費がかかってしまい、経費の削減ができません

一方で、ホームページを作成したことで、人件費の削減に繋がったという実感のある会社やお店は多いと思います。

いまだにホームページを持たず、注文や問い合わせは全て電話かFAXで対応している会社やお店はまだまだたくさんあります。

こういった形態の場合、電話番をするスタッフが必要であるなど、誰かしら電話の近くでスタンバイしていなければなりません。

実店舗のみで運営している場合、経費の多くは人件費に割かれてしまいます。

しかし、ホームページを作り、料金体系や、電話に出られない時用にメールの宛先を載せておけば、お客さんは内容をホームページで確認したり、問い合わせもメールでやり取りすることができます。

また、ホームページ上でカートボックスを利用して商品を販売することで、24時間お店をオープンしておくことができ、お客さんは自分の好きな時間に買い物ができるでしょう。

ホームページが24時間働いてくれるわけですが、実際に24時間スタッフを雇用する場合の人件費に比べて、かかる費用はサーバー代や年間のドメイン代(月数千円程度)です。

つまり、ホームページを持っていることで、圧倒的に人件費を削減しながら、長い時間営業することができるのですね。

これは、弊社がネット通販をする前と後で、売り上げに大きな差が出たことで改めて実感したことでもあります。

広告費などにお金をかけていた会社やお店も、ホームページを持つことで、ホームページ上で宣伝できるので、広告費を削減することもできます。

優秀な人材が確保できない

ホームページのない会社やお店は、優秀な人材を逃していることに気づいていません。

就職活動をしている人にとって、求人を出している会社をまずチェックする時に、インターネット検索で会社やお店のホームページを探すことが圧倒的に多いです。

ホームページを見ることで、どういう会社かを知ることができ、自分が働くイメージも湧いてくるものです。

せっかく魅力的な会社でも、ホームページがないことで、求職者から「このご時世にホームページがない会社って、なんか怪しいし、心配だな…」と敬遠されてしまう可能性が高いです。

また、自社のホームページがあると、求人を出す手間が省けます

お店の規模を大きくして人員を増やすことになったり、スタッフが辞めたので急に求人が必要になった時はどうしていますか?

自社のホームページがない場合、ハロワークやタウンページに求人を出すことが一般的です。応募が集まらない時には、広告を打ってお金をかけて求人する必要もあるでしょう。

しかし、ホームページを持っていると、ホームページ上にリクルート情報を載せて求人することができます。

応募者はホームページの求人を見て、こちらが求める条件やどのような業務を行うかなどを、より詳しく知ってから応募してくるので、採用の際の話もスムーズです。

そして、ホームページのブログなどで、普段から会社やお店の情報を定期的に発信していると、それを見て気に入って応募してくれる可能性があるので、応募者のやる気にも関わってくるかもしれません。

融資の審査を受ける時に不利になる

ホームページのない会社やお店は、政策金融公庫や銀行から融資を受ける時に不利になります。

今回のコロナ渦で資金繰りが苦しくなり、初めて融資を受けようと思った経営者の方も多かったと思います。

そこで、公庫や銀行に足を運んで審査を受ける際に、これまでの会社やお店の財政状況の他、自社のホームページがあった方が有利に働くことに気づいた方も多かったのではないでしょうか。

今の時代、融資を受ける時に必ず聞かれるのが、「自社のホームページはお持ちですか?」という質問です。

融資の担当者は、会社やお店のホームページを見て、雰囲気や運営状況などを参考にします。

そのため、ホームページがないと、会社やお店の実態が分からず、参考となる材料が減ってしまいます。

特に、審査を通過するかギリギリのラインの場合は、ホームページを持っている方が有利に働くに違いないでしょう。

ホームページを持っていることがスタンダードになっている現代では、ホームページの有無が会社の信用度の差と言えると思います。これは、建設業などガテン系のお仕事を経営している会社なども例外ではありません。

まとめ

ここまで、ホームページがない会社やお店の主な機会損失を7つお伝えしてきました。

自社のホームページを作ることで、たくさんのメリットがあることを知っていただけたと思います。

反対に、ある程度のクオリティーがあれば、ホームページを持っていることに対するデメリットは、まずあり得ないとも言えるでしょう。

初めてホームページを作る時は、多少のお金も時間もかかります。

ですが、長い目で見たら間違いなくホームページを作っておいたが良いでしょう。

もし、まだ自社のホームページを持っていないなら、この瞬間にも機会損失をしていることになりますので、早急に作ることをおすすめします。

今はホームページ制作会社に50万円、100万円などとお金をかけなくても、ある程度の品質を保持した上で安く請け負ってくれる会社は探せばきっとあります。

ちなみに、弊社でもライトプランからご用意しております。

ご相談やお見積りは無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

シェアリッチ株式会社