こんにちは、シェアリッチ株式会社の阿久津です。
新型コロナウイルスの影響で、実店舗での営業が困難となり、通販に対応するためオンラインショップを始める会社やお店が増えてきています。
今回は、WordPressでオンラインショップを作りたい方向けにおすすめのテーマの中から、WordPressテーマTCD「EGO.」ご紹介したいと思います。
商品をインターネットで通販するには、ある程度のデザイン性というのが求められます。
TCDのテーマは、特にデザインが美しいと評判。他のテーマと比べても、頭一つ抜けていると言っても良いでしょう。
ただ、デザインは良くても、SEO対策、機能性、カスタマイズ、初心者でも使いこなせるかなども、テーマを購入する時には考えなければなりません。
そこで、今回はTCDの「EGO.」の総合評価、特徴、評判などを解説していきます。
「EGO.」の総合評価

項目 | 内容 |
---|---|
テーマ名 | 「EGO.」 |
販売会社 | 株式会社デザインプラス |
複数サイト利用 | 利用可 |
購入者サポート | メールサポートあり |
販売価格 | 39,800円(税込) |
公式サイト |
SEO対策 | ★★★★☆ |
機能性 | ★★★★☆ |
デザイン性 | ★★★★★ |
コスパ | ★★★★☆ |
初心者向け | ★★★☆☆ |
総合 | ★★★★☆ |
「EGO.」の総合評価を表にしました。
やはり魅力的なのは洗練されたデザイン性の高さです。商品をキレイに見せたいという方には「EGO.」がおすすめです。
デザインや構造は、特にアパレル関係のサイトに適していると言えます。
また、SEO対策や基本的な機能性も十分です。
初心者でも、過去にカラーミーショップ、stores.jp、BASEなどでネットショップを作ったことのある方でしたら、マニュアルに沿って作れば問題ないでしょう。
ただし、テンプレートがしっかりしている分、カスタマイズの自由度に関しては十分とは言えないかもしれません。
購入する時の悩みとしては、39,800円という金額を高いと感じる方もいます。実際に、値段がネックになっているという口コミをいくつか見つけました。
ある程度しっかりとしたオンラインショップを作った経験がある方は、通常は何十万と費用がかかるので、高いと感じないかもしれません。ですが、初めて作る方は抵抗があるかもしれませんね。
デザインや機能性は劣りますが、「そんなにお金をかけられない」という方は、他のもう少し安価なテーマも検討してみてください。
続いて、「EGO.」の詳しい特徴を見てみましょう。
「EGO.」の特徴
【特徴】
- 簡単操作でオシャレなショップが短期間で作成可能
- トップページで重要コンテンツをアピール
- モバイル向けECサイトも作成可能
- オンラインショップにかかせない機能が搭載
- アップセルによって効率良く売上が向上
- 2大ショッピングカートに対応
「EGO.」の主な特徴を上記にまとめてみました。
順番に解説していきます。
簡単な操作でオシャレなオンラインショップが短期間で作成できる

TCDの「EGO.」は、簡単な操作であっという間にオシャレなオンラインショップが作成できます。
日本人になじみやすいレイアウトを用いた、洗練されたデザインが最大の魅力。
記事と写真を埋め込んでいくという直観的な操作だけで、簡単に独自性のあるオシャレなサイトが完成してしまいます。
小規模サイトから大規模サイトまであらゆるオンラインショップに適応するテーマなので、まだ商品数が少ない段階でも、大手サイトに引けを取らない見栄えのオンラインショップを作成できます。
トップページで重要コンテンツをアピール

「EGO.」で作成するネットショップは、トップページで商品の魅力を最大限アピールできるデザインになっています。
商品を販売するオンラインショップでは、ユーザーの目に留まりやすいトップページで、いかに商品を上手にアピールできるかがポイントになると言われています。
トップページの限られたスペース内で、人気アイテムやおすすめアイテム、セール中のアイテムなど、重要なコンテンツを華やかにアピールし、それらのアイテムに興味を持ったユーザーは、ダイレクトに商品詳細ページへと飛ぶ事ができるように設計されています。
トップページに表示するアピールコンテンツは、非表示選択や表示の順番が自由に設定できます。
また、モーダルウィンドウ機能も標準で搭載されています。
モーダルウィンドウは、ユーザーがサイトを訪れた時に、周りの画面が暗くなって、中央に最初の一回だけ表示されるポップアップウィンドウのことを言います。

上の画像では、画面中央の「SPECIAL TIME SALE」と書かれたものがモーダルです。
スマホやタブレットユーザーに向けたモバイル向けECサイトも作成可能
「EGO.」は、スマホやタブレットユーザーに向けたモバイル向けECサイトも作成が可能です。
オンラインショップを経営するにあたり、デスクトップユーザーだけではなく、スマホやタブレットユーザーをターゲットにしたサイト作りは最重要課題です。
実際に「EGO.」をスマホで表示すると次のようになります。

大手オンラインショップとあまり遜色のない作りとなっています。
PCサイトをスマホやタブレットで閲覧すると、不具合が生じる恐れがある事は周知の事実です。
しかし、EGO.ではデスクトップ用のサイトとスマホ用のモバイルサイトを別々に管理する事ができる為、このような不具合が起こりにくいメリットがあります。
オンラインショップを閲覧している時に起こる不具合は、利用者の信用度を大きく下げてしまうので、このメリットは「EGO.」の大きな魅力の1つと言えるでしょう。
オンラインショップにかかせない機能が搭載

大手のネットショッピングサイトを見ても必ず採用されている「売れ筋ランキング」や、「新作情報、SALE中、限定販売、在庫ありなどのフィルタリング」、「インスタグラムなどSNSとの連携」など、ネットショップにはかかせない便利機能が「EGO.」にもしっかりと備わっています。

また、オンラインショップで商品を売る為に重要な「商品画像」に関しても、複数枚の画像を登録できる上、画像の拡大機能を搭載し、利用者の知りたい情報をより詳しく伝えられるよう工夫されています。
会員登録などに関しても、デフォルトでテンプレートが用意されています。

このように、オンラインショップ運営に必要な機能は一通りあると考えて頂いて結構です。
アップセルによって効率良く売上が向上

EGO.で作成されたオンラインショップ内では、アップセルへの導線が確率されており、効率よく売上に繋がるよう設計されています。
ユーザーが必要としている商品の情報を届ける仕組みは、ショップの総売上に関わるとても重要なポイントです。
ユーザーがチェックしたアイテムをページ内に掲示したり、似たようなアイテムをおすすめ商品としてアピールしたりする事ができます。また人気ランキングなども設定できます。

売りたい商品を登録していくだけで、このように売上に繋がる重要な導線が確保できるのも大きなメリットと言えるでしょう。
他にも、集客ページとして必須にランディングページ作成機能、購入の導線を作るABテスト可能なCTA機能も備わっています。
2大ショッピングカートに対応
「EGO.」は、WooCommerceとWelcartという2大ショッピングカートプラグインに対応しています。
WordPressでオンラインショップを作るには、どちらかを使う方が多いと言われるほど有名なプラグインです。
この2大プラグインに対応していれば、問題なくオンラインショップを作れるので安心です。
注意点としては、WooCommerceとWelcartのどちらかを選ばなければならないということです。WooCommerceの方を購入した場合、Welcartを使いたい場合はもう一度Welcart版を購入する必要があります。
二つを比べてみると、デザインには大きな差はありません。
しかし、Welcartにはないレビュー機能やアップセル・クロスセル機能が、WooCommerceにはありますので、WooCommerceの方を購入された方が良いと思います。
以上が「EGO.」の主な特徴でした。
「EGO.」の特徴一覧
さらに詳しい特徴は、下記の「EGO.」のサイトに掲載されているものを載せておきますね。
- ショッピングカード(WooCommerce,Welcart)
- Welcartプラグイン「WCEX DLSeller」対応
- Welcartプラグイン「WCEX SKU Select」対応
- Welcartプラグイン「WCEX Widget Cart」対応
- Welcartプラグイン「WCEX Order List Widget」対応
- Welcartプラグイン「WCEX Multi Price」対応
- トップページヘッダー(静止画、MP4、Youtube)
- イメージ画像付きメガメニューに対応したグローバルメニュー
- 時短でテーマの着せ替えを可能にするテーマオプション管理
- ロゴ画像も表示可能なGoogleマップカスタムピンマーカー
- フォント(メイリオ、游ゴシック、游明朝)変更機能
- 直感的操作で記事が作成できるページビルダー機能
- ヘッダーバーの追従・固定表示機能(PC/スマホ)
- スマホ専用フッターメニューバー
- レティナディスプレイ対応のロゴアップロード機能(ヘッダー・フッター)
- ローディング画面の設定機能(ロード画面の有無・ロゴ画像設定可)
- カスタムCSS
- カスタムスクリプト
- ファビコン設定
- 一括で配色を変更できるカスタムカラー機能(メイン・サブ・文字色)
- 登録済のアイキャッチ画像のサイズを一括調整(regenerate thumbnails)
- ページごとに「meta title」「meta description」が設定できるSEO強化機能
- 日付・カテゴリ・タグ・投稿者名・コメント・SNSボタン表示選択機能
- レスポンシブ対応(PC、タブレット・ミニタブレット・スマホ)
- 詳細ページのレイアウトタイプ(2カラム左・右、1カラム)
- ホバーエフェクト設定(ズーム・スライド・フェード)
- SNSボタン5タイプ(Twitter,Facebook,Instagram,YouTube,Pinterest)
- Facebook OGP・Twitter Cards機能
- 404ページのカスタマイズ機能
- 会員獲得に有効なデザインされた保護ページ
- カスタム投稿タイプ「お知らせ」
- 固定ページテンプレート「ランディングページ」
- 固定ページテンプレート「ランキング」
- オリジナルウィジェット「デザインされた記事一覧」
- オリジナルウィジェット「Googleカスタム検索」
- オリジナルウィジェット「アーカイブ一覧」
- オリジナルウィジェット「カテゴリー一覧」
- オリジナルウィジェット「広告(ランダム表示機能)」
- 新クイックタグ(Gutenberg対応)
- CTA(インプレッション・クリック・コンバージョン計測機能付)
- モーダルウィンドウ
- 高速化設定(絵文字関連の読み込み・遅延読み込み画像・コード圧縮)
- microdata形式の構造化マークアップを適用したパンくずリスト
- 管理画面の多言語対応(日本語、英語)
- 記事下の関連記事、プロフィール情報表示機能
続いて、「EGO.」の購入をおすすめしたい方についてお伝えしていきます。
「EGO.」の購入をおすすめしたい方
【こんな方におすすめ】
- サイト作成にある程度お金をかけられる方
- プラットフォームに頼らず自社サイトを育てたい方
- 他のテーマで上手くいっていない方
- サイト作成を経験したことのある方
- 記事装飾機能をあまり必要としていない方
サイト作成にある程度お金をかけられる方
「EGO.」をおすすめしたいのは、大手オンラインショップと比べてもあまり遜色のないサイトを作るために、初期投資にある程度のお金をかけられる方です。
WordPressの有料テンプレートは、一般的にだいたい2万円以内で購入できます。ですが、TCD「EGO.」は39,800円(税込)と平均よりかなり高めの価格設定です。予算があまりない方には、ハードルが高いかもしれません。
反対に、ある程度しっかりとしたサイトを作りたい場合は、最初から「EGO.」でも良いと思います。
と言いますのも、無料のものや安価のテーマですと、SEO対策が不十分であったり、デザイン性の乏しさ、機能が足らないなどの理由で、結局は有料のテーマをを買うことになり、結果的に時間をロスしてしまうためです。
プラットフォームに頼らず自社サイトを育てたい方
現在Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど、プラットフォームに依存していて、自社サイトを作って育て、他で収入の柱を増やしたいという方にもおすすめです。
プラットフォームは、自分たちで広告費をかけなくずに集客してくれて楽です。商品登録やバナーの設置もテンプレート化されているので、初心者でも少し学べば出来てしまいます。
その代わり、送料無料に従わなければならないなど、プラットフォームの仕様や条件が変更して振り回される危険があります。
ですから、早い段階で自社サイトで販売ルートを獲得しておいた方が良いのは、今後のためにも間違いないでしょう。
他のテーマで上手くいっていない方
現在他のテーマを使っていて売り上げが伸びていないなど、上手くいっていない方にもおすすめです。
無料のテーマですと、デザインがダサい、機能が不十分、カスタマイズの自由度が少ない、そして集客に関係する最も重要なSEO対策が弱いなどで、なかなか良い成果が上がらない場合が多いです。
また、他の有料テーマを使っている方も、「EGO.」に比べて品質が劣るということもあるでしょう。
もし、今結果が出ていないのでしたら、一度「EGO.」も検討しても良いかもしれません。
サイト作成を経験したことのある方
過去にWordPressでオンラインショップを作ったことがある方におすすめです。
特に、カラーミーショップ、storers.jp、BASEなどでショップ運営をしたことがある方でしたら、「EGO.」は問題なく使いこなせると思います。
ただ、サイト作成が未経験ですと、商品の登録の方法やバナーの設置など、通販サイトに必要なものが分からないので苦戦する可能性があります。
記事を書くことはできても、商品が売れるサイトを作るのは全く別物です。
この事からTCDの「EGO.」は、全くのPC初心者向けには作られていないテーマと言えるかもしれません。
ただ、マニュアルはありますし、時間は多少かかっても習得できると思います。さらに、身近にある程度のWEBの知識をお持ちの知り合いがいると尚良いと思います。
記事装飾機能をあまり必要としていない方
「EGO.」の弱点としては、記事装飾機能が乏しいことが挙げられます。
TCDのテーマは「BOX」や「ボタン」など、読者に分かりやすいサイトを作る為に必要不可欠な記事装飾機能が乏しく、中には記事装飾機能自体が搭載されていないテーマもあります。
その為、自分で見栄え良くブログを装飾していかなければならないため、ある程度HTMLやCSSに関する知識が必要です。
自分で作りたいという場合は、簡単なHTMLやCSSの勉強をしてからがよろしいと思います。
「EGO.」の評判
続いて、「EGO.」の評判を見てみましょう。インターネット上に公開されているものから選びました。
良い口コミはこちらです。
良い口コミ
男性:
お値段は張りますが、オシャレで操作性も良いです。
男性:
少々高価なテンプレートですが、無料テーマでは得難い美しいデザインに満足しています。
男性:
他のテンプレートを使ってましたが、見た目がオシャレじゃないのでこちらに乗り換えました。
女性:
あまりWEBに詳しくなくても、スタイリッシュなサイトが作れます。
以上が良い口コミです。
続いて、悪い口コミはこちらです。
悪い口コミ
男性:
カスタマイズ性が悪く、バグりました。
男性:
デザインは綺麗ですが、初心者が最初っから手を出すのは厳しいかもしれません。
口コミの多くで評価されていたのが、やはりデザイン性の高さと全体的な機能の使いやすさです。
反対に、残念な点としては、やはり金額が高いことと、カスタマイズが物足りないなどの声でした。
オンラインショップとして使用するテーマとしては、総合的には人気のあるテーマと言えそうです。
まとめ
今回は通販サイトを自社で作ろうと考えている方におすすめのテーマ「EGO.」の特徴と評判、そして購入をおすすめしたい方などについて紹介してきました。
これまでお伝えしてきたとおり、洗練された高いデザイン力をはじめ、SEO対策やショップ運営に必要な機能など、「EGO.」は大手オンラインショップとあまり遜色のない高度なショップを作るためには、検討されても良いテーマかと思います。
特に、現在他のプラットフォームに依存して自社でネットショップを作りたい方、オンラインショップを運営していて結果が出ていない方はご覧になってみてください。
もし、自分たちで「EGO.」を使いこなすのが不安という方は、有料にはなりますが、弊社でサポートもしておりますので、お気軽にお問い合わせください。